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マンスリーサポート OMA恩納村マリンレジャー協会

世界で一つの恩納村の海を守ろう

美しい恩納村の海とサンゴには、
今、継続的な保護と管理が必要です。

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サンゴは、世界の全海洋面積のわずか0.17%という狭いエリアにしか生息していません。 サンゴは、世界の全海洋面積のわずか0.17%という狭いエリアにしか生息していません。

――にも関わらず、海洋生物の1/4、魚に限って見ると60%以上の生物たちが生息しています。
これほどの多様性を守ることから、サンゴ礁は「海の熱帯雨林」と呼ばれています。

世界には800種のサンゴがあり、日本にはそのうち400種、沖縄の島々には380種が生息しています。
面積で言うと、世界には60万㎢のサンゴ礁、日本には374㎢、そのほとんどは沖縄に集中しています。

しかし、豊かなサンゴの海も、人の居住地を確保するため埋め立てられたり、気候変動による海温上昇で
白化現象が起き死滅したりと、壊滅的な打撃を受けています。
このままでは海の中だけではなく陸への影響、もちろん我々人間へのダメージも計り知れないものになります。

Characteristics of the sea in Onna village

恩納村の海の特徴

海岸一帯が
          国定公園

恩納村の特徴は、南北に27.4km程あり、西海岸一帯は沖縄海岸国定公園に指定されています。
恩納村の海の大きな魅力を3つご紹介します。

海岸一帯が
          国定公園
  1. 豊富なダイビングポイント

    国定公園という特殊なエリアにダイビングポイントが多数あり、南は真栄田岬エリアから始まり北は万座エリアまで。
    ノンダイバーからベテランダイバー、さらには子供から大人まで家族みんなが満足できる海が魅力の一つです。

    有名なダイビングポイント

    青の洞窟

    体験ダイビングでも体験することのできるポイント。
    ビーチからもボートからもエントリー出来て、毎年たくさんのダイバーやシュノーケルのゲストが訪れます。
    通常洞窟でのダイビングは体験ダイビングだとできませんが、水深が浅い事、洞窟内はオープンウォーターになっている奇跡的な地形のため、体験ダイビング等、初心者でも潜ることができます。

    万座・ドリームホール

    ダイビングライセンス保持者限定(中級者~上級者)
    万座エリア有数の人気スポットです。
    水深-5mの小さな穴からエントリーして水深25mの縦穴、横穴を泳ぐ洞窟があります。
    洞窟の出口付近にはたくさんのハタンポが群れており、青く見える出口は【ピカチュウ】のシルエットに見えることで有名です。また、浅場にはたくさんのサンゴが生息しています。

  2. 漁港から近いダイビングポイント

    ボートで最短5分のポイントもありアクセスが抜群なところも魅力です。シュノーケルや体験ダイビングで人気のスポット青の洞窟はビーチでもボートでもアクセスが可能で、ボートなら最短10分ほどの立地ということもあり沖縄本島屈指の人気スポットとなっています。港から出港後、10分以内に多数のドロップオフのポイントがあります。

  3. サンゴの再生

    恩納村は2018年に「サンゴの村」を宣言して、サンゴ再生に力を入れています。サンゴの移植活動や養殖植え付けなど、恩納村漁業協同組合が主体となり、ダイビングショップが協力をしながら恩納村の大切な宝として、自然環境に優しい地域づくりを目指しています。水中では養殖している「サンゴ畑」が目の前で見られるポイントもあり他では体験できない魅力がありすぎる海が恩納村の海です。

    サンゴの産卵ダイビング

    恩納村エリアは200種類以上のサンゴが生息していて、
    毎年サンゴの産卵を観測することができます。
    季節限定の5月~6月末頃までの2か月間。
    1年間かけて育ったバンドル(卵)が
    年に1度だけ海に放たれる神秘的な光景です。

    恩納村の海は、沖縄本島の中でも豊富な生態系や地形が存在し、マクロ、大物、サンゴの産卵、ビギナーからベテランダイバーまでオールマイティーに楽しめる稀な海です。

    また、沖縄屈指のリゾートエリアで近場でリゾート体験ができる素晴らしい場所です。

Creatures living in the sea of ​​Onna village

恩納村の海で見られる生物

恩納村の海で見られる生物のイメージ 恩納村の海で見られる生物のイメージ

Current status of the sea and coral in Onna village

恩納村の海とサンゴの現状

恩納村には年間280万人の観光客が訪れます。
人が海で潜ったり遊んだりすることで、海に与える影響として下記のような問題が考えられます

The role of coral

サンゴの役割

サンゴは植物ではなく動物です。サンゴはサンゴの中で、「褐虫藻」という小さな植物を飼って、
協力しながら生息しつつ、周囲に影響を与える多くの役割を担っています。

  • 被度評価基準

    75-100%

    50-74%

  • 被度評価基準

    80-100%

    50-79%

compared to 50 years ago

50年前と比べたサンゴ

沖縄のサンゴは、人々の暮らし、時代に影響されて環境分布や量を変化させてきました。
サンゴが地表面を覆う割合(サンゴ被度)から、50年でサンゴがどう変化してきたか見てみましょう。

  • 1972

    1972年にはサンゴ被度も40%以上ありましたが、オニヒトデや
    埋め立てなどにより、一時壊滅状態となってしまいました。
    1995年には1972年と同程度まで被度が回復するも、その後、サンゴ被度の減少と増加を繰り返しています。

  • 2020

    2020年時点で、中央値・平均値から見ても全盛期だった1972年、1995年と比較し、残念ながら減少傾向にあります。
    特に沖縄の本土復帰後から続く埋め立ては、サンゴ礁が二度とサンゴ礁生態系となり得ないため、影響は計り知れません。

Causes affecting corals

サンゴに影響を与える原因

  • 天敵

    地球上の生態系は、複雑に関わり合いながら生きています。そのため「悪い生き物」は存在しません。
    しかし、海の富栄養化など様々な原因によって起こる、サンゴの天敵のオニヒトデやレイシガイの異常発生は生態系に悪影響を及ぼし、サンゴ減少の原因となってしまいます。

  • 気候変動

    サンゴに高水温などストレスが与えられると、褐虫藻がサンゴの体内から外に出てしまい白化します。
    白化したサンゴはエネルギーを十分に得ることが出来ず、褐虫藻が戻らなければ死んでしまいます。

  • 開発・生活

    サンゴ礁が広がる浅海域は開発が比較的容易なため、埋め立てられたり、航路のために破壊されたり直接的に破壊されています。
    また、土砂や都市、工場などからの富栄養排水や有害物質の流入も死滅の原因の一つです。

Garbage problem

海全体に影響を与えるゴミ問題

「年間800万トン」のゴミが、毎年世界の海に流出しています。
すでに世界の海に存在していると思われるプラスチックゴミは合計で「1億5,000万トン」。
環境中に排出され、最終的に海に流れついたプラスチックは、約700種類を超える海洋生物を傷つけ、命を奪っています。

漁網に絡まったウミガメ

漁網に絡まったウミガメ

特に多いのが、使い捨て用が中心の「容器包装用」です。
1度使っただけで捨てられる容器包装用のプラスチックは、
世界のプラスチックの年間生産量の36%、プラスチックごみ発生量では47%を占めています。

プラスチックゴミの最大の問題は、自然に分解されないことにあります。
一度、海に流れつけば、数百年にもわたり、生き物を傷つけ続けます。

さらにプラスチックゴミは、波や紫外線の影響で大きさ5mm以下の「マイクロプラスチック」に。
海の魚がマイクロプラスチックを飲み込み、さらにその魚を別の生物が食べ…と、
プラスチックが食物連鎖の中に組み込まれてしまいます。

ビーチに漂着したペットボトル

ビーチに漂着したペットボトル

サンゴへの影響として、ゴミがサンゴに堆積すると、サンゴの中に住む褐虫藻という植物プランクトンが光合成できなくなります。
すると、サンゴへ栄養を渡すことができず白化し、最後には死滅する原因となってしまいます。

日本はプラスチックの生産量で世界第3位。
特に1人当たりの容器包装プラスチックごみの発生量については、世界第2位です。
日本では、容器包装プラスチックごみが、年間900万トンのプラスチックごみ全体の約半分を占めています。
(図出典:https://www.wwf.or.jp/activities/basicinfo/3776.html)

UNEP(2018)Single Use Plastic

UNEP(2018)
Single Use Plastic

(一社)プラスチック循環社会協会プラスチックリサイクルの基礎知識2018

(一社)プラスチック循環社会協会
プラスチックリサイクルの基礎知識2018

我々恩納村マリンレジャー協会でも、海中ゴミの撤去に取り組んでいます。 我々恩納村マリンレジャー協会でも、海中ゴミの撤去に取り組んでいます。

Problems surrounding coral

数字で見る
サンゴを取り巻く問題

Problems surrounding coral

人の暮らしへの影響

現在、サンゴ礁生態系におこっている影響は、海域のみならず陸域も含め
さまざまな要因が複合的に絡み合って生じています。

人の暮らしへの影響のイメージ

サンゴを取り巻く問題は決して他人事ではありません。一緒にサンゴを守りましょう。

あなたの支援が、海を守ります

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About us

私たちが最前線で守っています

わたしたちは、恩納村の海を安全に楽しんでもらうため、地域と連携を取りながら環境保護など様々な活動に取り組んでいます。
協会サイト:https://oma.or.jp/

恩納村が行なっている「サンゴの村宣言」プロジェクトに賛同し活動に取り組んでいます。
恩納村/サンゴの村:https://oma.or.jp/coral_village/

恩納村の海とサンゴを保全していくために
我々ができること

恩納村マリンレジャー協会 代表

内原 靖夫

まず、海に入る前にサンゴや海に生きる生物などの知識を付けて環境への配慮を意識して海を楽しむことが長期的な保全に繋がっていきます。
恩納村の海の世界を楽しんでいる、楽しもうと思っている全ての方々が、モラルを持って自然を愛することが、未来の恩納村の海がこの先も輝いていけるかを決定します。

恩納村では現在グリーンフィンズの行動指針により環境に出来るだけ優しいダイビングやシュノーケル等のマリンスポーツを楽しむ指針を掲げています。
他にもダイバーや釣り人が集中している場所で水中清掃を定期的に行うなど、海に対して私たちができることはたくさんあります。

この活動が村内全域から沖縄県、日本各地へと広がっていく事が持続可能な観光に繋がっていきます。
マリン事業者の意識、そして恩納村の海を楽しんで頂く皆様と共に、恩納村の海を次世代へと繋いで行きましょう。

ダイバーだからこそ、できること

私たちが動き出すことで
守ることのできる風景があります。

毎月定期的なご支援くださる恩納村の海サポーターを募集しています。
サンゴ豊かな海を取り戻し、守り続けるため、力をお貸しください。

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参考文献・サイト